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ISO認証機関のインターテックから厳選されたお役立ち情報をお届けします
2017.12.05発行(第3号)
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いつも大変お世話になっております。
ISO審査を通して、みなさまの事業発展のお役に立ちたい
インターテックより、ISOの運用効果パワーアップに繋がる
以下の情報をお届けします。
●ISO9001の2015年版と2008年版の違い
- 今回は『品質マネジメントの原則』を取り上げます。
本メールマガジンにてご紹介している事例や考え方等は、
あくまでも一般的な考え方や事例の1つとしてご紹介しているものであり、
審査での適合性の保証や同様の取組みの導入を推奨、強制するものではありません。
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ISO9001の2015年版と2008年版の違い
『品質マネジメントの原則の変更』のご紹介
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ISO 9001では、大原則とも言うべき大きな考え方があります。
この大きな考え方を、具体的な行動として表現したものが、
各箇条となります。ISO9001の本質とも呼べるこの大きな考え方を、
我々は『品質マネジメントの原則』と呼んでいます。
この『品質マネジメントの原則』が、2015年版によって8個→7個に変更されました。
原則1.顧客重視
原則2.リーダーシップ
原則3.人々の積極的参加
原則4.プロセスアプローチ
原則5.改善
原則6.客観的事実に基づく意思決定
原則7.関係性管理
変更のねらいとして一つ挙げられるのは、
組織にとって“「有効ではないルール」作りを防止する”ことです。
画一的な要求事項をできるだけ減らし、QMSの構築・運営・文書化は、
“各組織の実態に適したやり方で行うべき”というのが2015年版の考え方です。
この“各組織の実態に適したやり方で行うべき”という考え方が分かる
変更の1つに「文書化の明確な要求が減ったこと」が挙げられます。
従来、明確に作成が要求されていた、例えば、以下の文書に対する
明確な作成要求は2015年版にはありません。
*要求事項ではなくなりましたが、運用に便利であれば、
今後も廃止する必要はありません。
「品質マニュアル」
「文書管理手順」
「記録管理手順」
「内部監査手順」
「不適合製品管理手順」
「是正処置手順」
「予防処置手順」
“組織経営中心のQMS”に変化している2015年版ですので、
「2015年版は何か不安!」というお気持ちが、
少しでもやわらいでくださると嬉しいです。
今回は、『品質マネジメントの原則の変更』のご紹介でした。
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発行:インターテック・サーティフィケーション株式会社