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ISO認証機関のインターテックから厳選されたお役立ち情報をお届けします

2018.1.9発行(第6号)

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旧年中はご愛顧いただき誠にありがとうございました。
本年も皆様のお役に立つ情報をお届けして参りたいと思っております。
社員一同頑張って参りますので今後ともインターテックを何卒よろしくお願い致します。

ISOの運用効果パワーアップに繋がる以下の情報をお届けします。

●ISO運用に役立つ一般事例ご紹介
   - セブンイレブン、IKEAの改善活動とは?

 

本メールマガジンにてご紹介している事例や考え方等は、
あくまでも一般的な考え方や事例の1つとしてご紹介しているものであり、
審査での適合性の保証や同様の取組みの導入を推奨、強制するものではありません。

 

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ISOの運用うまくいっていますか?ISO運用に役立つ一般事例ご紹介!
(弊社のお客様以外の一般的な事例となります)

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ISO 9001,14001 いずれにても要求される程、
組織活動において非常に重要な取り組みが「(継続的)改善」活動です。
今では、「kaizen」という英単語にもなるほど、世界的にも普及しています。
一般的に改善の対象は、

1)安全の確保
 作業者が怪我をしない環境やシステムをつくること。
2)コストの削減
 費用や時間の無駄を無くすこと。
3)製品品質の向上
 製品が故障してクレームにならないように品質の安定性を向上させること。

などが挙げられます。

 

例えば、ISO14001における改善活動として、
「電力や廃棄物の無駄を削減する」といった活動に取り組まれる企業様は多いです。
しかし、この削減はいつか頭打ちになってきます。
では、環境負荷を減らす改善活動は、もう他にないのでしょうか?

もう少し、考え方を広げてみると、資源を効率的に使うこと、
また、環境負荷が小さい材料やエネルギーに切り替えたりすること、
再利用・回収・リサイクルを進める、といったことも含まれてきます。
少し、事例をご紹介しましょう。

セブンイレブンが「自転車シェアリングをはじめた」と、話題になりました。
全国の主要エリアにあるセブンイレブン各店を、
自転車を、借りたり返したりできる駐輪場「ステーション」とし、
借りた場所にわざわざ返しにいかなくとも、
「ステーション」であれば、どこでも返却できるので「便利」、「エコ」だと評判だそうです。
貸し借りの際の「ついで買い」も期待できます。
この取り組み、環境負荷を減らす改善活動とも考えることができます。

 

世界一のホームファッションストアIKEAでは、
「製品の輸送にかかるコストや無駄」に着目し、
なんと、商品設計の段階から改善活動に取り組んでいます。
「空気を抜いて、製品を詰めろ」を合言葉に、ダンボールに一切無駄な空間ができないような
パーツの組み合わせになるデザインを考えるところからスタートします。
⽣産地から店舗までの輸送において、商品が海上コンテナやトラックに何個積載できるのか、
また売場に設置されたパレットラックに商品が、何個保管・陳列できるのかなど、
綿密に検討を加えています。このように、“製品の生産~商品が店頭で保管、陳列まで” という
廃棄ロスの低減までを含めたトータルでの効率性を追求しています。

 

物流により生じる環境負荷を減らすだけでなく、
熱帯雨林伐採の木材を使わず、植林によって生み出された木材を使う調達活動を実施する等、
効率化と環境保護を両立させる姿勢は顧客に支持される要因の1つです。

このように、企業にも嬉しい、顧客にも嬉しい、環境にも嬉しい
“三方よし”の改善活動と考えると、改善活動の範囲は、
もっともっと広がっていくのではないかと思います。

 

 

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 発行:インターテック・サーティフィケーション株式会社