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ISO認証機関のインターテックから厳選されたお役立ち情報をお届けします
2018.3.30発行(第15号)
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いつも大変お世話になっております。
ISO審査を通して、みなさまの事業発展のお役に立ちたいインターテックより、
ISOの運用効果パワーアップに繋がる以下の情報をお届けします。
●定年後でもあなたを輝かせるISO審査員の仕事紹介
– 現役ISO審査員のインタビュー
本メールマガジンにてご紹介している事例や考え方等は、
あくまでも一般的な考え方や事例の1つとしてご紹介しているものであり、
審査での適合性の保証や同様の取組みの導入を推奨、強制するものではありません。
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自分の経験を活かしてはじめられるISO審査員のお仕事とは?
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●現役ISO審査員にインタビュー
今回はISO審査員のお仕事に関してご紹介します。
インターテックでISO審査員として主に関西地区で活動している美濃英雄審査員に、
ISO審査員の面白さ/難しさなどについて話を聞いてみました。
これからISO審査員として働きたいとお考えの方にはもちろん、
インターテックと他の審査機関は何が違うの? と疑問をお持ちのISOご担当者様にも
弊社の審査がお分かりいただける内容です。
- 審査員になった前と後で変わったことはありますか?
以前は変化の少ない仕事に就いていましたが、それが大きく変わりました。
審査ではいろいろな業種・組織におうかがいして、
さまざまな立場の方と話をすることができます。
例えば、ある時は保育園の先生と話をして、ある時には会社の経営者と話をする、
同じ経験はひとつとしてありません。
審査員をはじめる前には、想像できなかった仕事内容です。
新鮮かつ刺激的で、毎日、新たな発見があり、やりがいがあると感じています。
- 審査を行う上で心がけていることは?
“聴く”ことの大切さを強調させていただきます。
審査員は英語だとAuditorなので、“聴く人”と直訳できます。
審査員の仕事は話をするイメージがあるかもしれませんが、
むしろ話を“聴く”のが主な仕事と言えるかもしれません。
私もこの言葉の通り、聴くことが大切だと思っています。
審査先のお客様がどんな悩みを抱えているのか、
課題があるならその原因はどこにあるのか、どんな対応が効果的なのか等々、
“聴く”ことを通していろいろなことが見えてくることがあります。
– 審査員としての難しさを感じるのはどのような時でしょうか?
ある事柄に対するモノの見方や理解する際のモノサシが異なっている場合、
理解や見方の違いのすり合わせが難しいと感じることがあります。
相手の立場に立った見方・考え方ができるかが大切になってくるでしょう。
実は以前、お客様である審査先からクレームをいただいたことがありますが、
この内容に関連することでした。大いに反省しています。
– 審査員になるにはどうしたら良いのでしょうか?
審査員になるまでに要する時間は、個人により大きく異なります。
まず、審査員研修コースを受講・修了していただきます。
次に、IRCAなどの審査員登録機関へ登録し、ISO審査員資格の取得が必要です。
続いて、審査機関へ応募、審査機関が行うトレーニングを受けた後、正式に契約となります。
トレーニングでは、審査の場に参加し、現場でいろいろ学んでもらいます。
審査の進め方から、現場におけるモノの見方や着眼点、
あるいはトップインタビューを含めたコミュニケーション全般についてなど、
審査で必要なスキルを幅広く身に付けていくことになります。
<参考>審査員になるための一般的なステップ
1 審査員研修コースを受講・修了する
2 審査員登録機関へ登録し、審査員資格を取得する。
3 審査員募集へ応募する
4 審査機関による筆記試験、面接等を受ける
5 合格後、審査機関から審査員教育を受ける
6 審査機関と審査員契約を結ぶ
7 審査員として活動をはじめる
▽▲インターテック主催審査員研修コースの日程▽▲
<ba.intertek-jpn.com/study>
– どのくらいの期間で一人前の審査員になれますか?
一人前の定義にもよりますが、この仕事のスキルの向上には終わりはありません。
大変、奥が深い仕事だと感じており、むしろ永遠に一人前にはなれないかもしれません。
– どのような方が審査員に向いていますか?
まず、好奇心旺盛な人が良いのではないでしょうか。
また、審査員は常に、新しい知識、広範な知識を得る勤勉さが大切になってきます。
審査にあたっては、審査を受けられるお客様のプロセスやリスクなどについて
専門的な知識が必要とされます。これらの知識は、業務経験に基づくものでありますが、
勉強して積み重ねて得ることもできるものです。そして、“聴く”ことの大切さがわかる、
いろんな人とのコミュニケーションがとれる人が良いですね。
あと、審査員業務は、移動が多い為、
遠隔地への移動が苦ではない人、体力がある人がより向いているとも思います。
以上、美濃英雄審査員へのインタビューでした。
●今回、インタビューをした感想
審査員というお仕事に対してどのようなイメージを持たれましたか?
「審査員の仕事は、話を“聴く”こと」という言葉が特に印象的でした。
“聴く姿勢”とは、審査員に限らず、どのような仕事であっても必要となるコミュニケーションの根幹です。
審査を受けられるお客様を尊重し、お客様の立場になって真摯に聞く姿勢を持つコミュニケーション能力が
重要であることが今回のインタビューであらためて分かりました。
●インターテックの Vision&Mission
最後に、インターテックの Vision&Mission をご紹介させていただきます。
・Vision
インターテック・サーティフィケーションは
日本を支える小規模組織に付加価値をもたらす
審査登録機関のリーダーになることを目指す。
・Mission
インターテック・サーティフィケーションは
認証を通して小規模組織の未来に変革と付加価値をもたらすことを理念とし、
さらに効果のある審査で継続的改善を促す触媒として役立つ使命を持つ。
なお、審査員応募についてのご質問・ご不明な点等ございましたら、
審査員採用担当まで(TEL03-3669-7408 info.ba-japan@intertek.com)
お気軽にお問合せください。
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発行:インターテック・サーティフィケーション株式会社