テキスタイルエクスチェンジ認証とは、アメリカの非営利・非政府の会員組織であるTextile Exchangeによって、サステナブルな繊維産業を目指して制定された国際認証のことです。また、GOTS認証とは、オーガニック繊維でつくられた製品のためのテキスタイル製造・加工に関する国際認証です。
消費者は、服飾品購入に際して、「環境に及ぼす悪影響」をより考慮するようになり、製品を通してのサステナビリティ(持続可能性)を意識するようになっています。 一方で、サプライヤーも、バリューチェーン全体で、サステナブルな材料の使用、有害物質排出削減、環境・社会面などから、持続可能な生産体制構築が求められています。そこでインターテックでは、SDGs・サステナビリティの観点から、持続可能な繊維産業・リサイクル産業への貢献を目指して、“テキスタイルエクスチェンジ認証/GOTS認証”をはじめました。
テキスタイルエクスチェンジ認証規格については「コンテント クレイム スタンダード(CCS)」が基本規格となり、RCS、GRS、OCSなどが構成されています。
インターテック・サーティフィケーションでの取り扱いは、「リサイクルド クレーム スタンダード(RCS)認証」、「グローバル リサイクルド スタンダード(GRS)認証」、「オーガニック コンテント スタンダード(OCS)認証」
の3認証となります。
Recycled Claim Standard認証(RCS)は、最終製品に含まれる原材料に5%以上のリサイクル材料を含んでいるかどうかを審査します。
Global Recycled Standard認証(GRS)は、RCS(最終製品に含まれる原材料が20%リサイクル材料を含んでいるかどうかの審査)に加えて社会面、環境面、化学面を審査します。
Organic Content Standard認証(OCS)は、オーガニック原料のトレーサビリティ(加工、製造、物流、最終製品までの履歴)追跡が特徴で最終製品に含まれるオーガニック原材料5%以上含んでいるかどうかを審査します。
「グローバル オーガニック テキスタイル スタンダード(GOTS)認証」は、オーガニックテキスタイルの世界基準となります。
GOTS認証(Global Organic Textile Standard) は、最終製品に含まれるオーガニック原材料を70%以上含んでいるかどうかに加え、社会面、環境面、化学面を審査します。