【キャンペーン中】ISO 22000審査員になるには?仕事内容・適性・資格取得ステップを解説!

2025/11/28OTHER

ISO審査員は、組織のマネジメントシステムが規格に適合しているかを評価し、組織に継続的な改善と付加価値をもたらす重要な役割を担っています。なかでも、食品安全マネジメントシステム(FSMS/ISO 22000)は、食品の安全確保に関わる極めて重要な審査であり、審査員にとって大きなやりがいにつながります。

長年培ってきた技術や経験を「生涯」にわたって活かすことができ、セカンドキャリアとしても注目される、ISO22000審査員の具体的な仕事内容や求められる適性、資格取得のステップについて詳細にご紹介します。

 


ISO審査員の仕事内容


ISO審査員の主な仕事は、クライアント依頼によるISO審査を実施することです。具体的な業務内容は、審査計画書(タイムテーブル)の作成から始まります。このとき、お客様や審査チームとの円滑なコミュニケーションが必要です。お客様先で審査を実施し、正確できめ細やかな報告書の作成も欠かせない業務です。さらに、審査中や審査終了後も審査に関する内容に対して社内オペレーションチームやマネジメントチームとの連携も行います。
審査員は、ISO認証を通じてあらゆる商品カテゴリや大中小規模の組織に対して付加価値をもたらし、効果的な審査で継続的改善を促す重要な役割を担います。

 


ISO22000審査員の魅力とは? 


ISO審査員は、これまでの経験と技術、そして長年培ってきた人間力を「生涯」にわたって活かせるセカンドキャリアとして大変魅力的です。全国の組織に付加価値を提供し、社会貢献につながる仕事として始める方が多いのも特徴です。
定年退職前に研修を受講し、セカンドキャリアへの準備をすることも可能です。ISO審査員は、新しいことにチャレンジでき、やりがいを感じられるお仕事です。

 


ISO22000審査員に求められる適性と経験


ISO審査員は、認証組織の継続的改善を促すという、大変重要な役割を担っています。
その審査活動を効果的に行うためには、技術や資格だけでなく、審査の質を高めるための適性や資質が不可欠です。特に、ISO22000( の審査員は、食品安全の確保に貢献するという強い使命感が求められます。


求められる適性

審査員として成功するためには、組織と円滑な関係を築き、本質的な課題を引き出すための高いコミュニケーション能力が最も重要視されます。具体的には、親和力、そして聞く力や聞き出す能力が求められます。
また、あらゆる組織の事情やレベルに配慮した、高圧的ではない、公平な対応ができる態度も重要です。また、常に信頼される人間性と謙虚な姿勢を保つことが、前職経験との共通点として挙げられています。
さらに、審査員は常に自らをアップデートし、向上心を持って新しいことにチャレンジする精神を持つことが適職の条件とされています。   
 

求められる資格要件・業務経験

ISO22000の審査員には食品関連の専門的な知識と業務経験が必須となります。インターテック・サーティフィケーションでは、下記の資格要件・業務経験を応募要件としてISO22000審査員を募集しています。
 
資格要件
・以下の1)~3)のすべてを満たす方
1)食品関連またはバイオサイエンス分野の学位を取得している、もしくは高等教育課程を修了している
2)以下の科目※1 を高等教育機関※2 で履修している
1.  一般微生物学および一般化学
2. 食品微生物学
3. 食品加工学の基礎
4. 食品分析を含む食品化学
※1 科目名が異なっても、シラバス、教科書等で上記内容を含むことが判断できれば可能
※2 放送大学での科目履修は、当社ではFSMS審査員登録要件を満たす履修とは認めておりません
3)以下のコースを修了している
1.  ISO 22000審査員コース またはISO 9001審査員コース(40時間)※審査技術を含む
2.  HACCPトレーニング(16時間)※コーデックスに準拠したもの
3. 上記1.がISO 9001審査員コースの場合、ISO 22000:2018の講習(8時間)※審査員資格拡大コースなど
4. ISO 22000審査員コース/審査員資格拡大コースに含まれていない場合、ISO 22003-1:2022 および ISO/IEC 17021-1の講習(2時間)※通常は含まれている
業務経験
・食品業界における2年間のフルタイムの業務経験
※食品・飼料の生産、製造、小売、検査、監視、もしくは同等の業務における品質保証または食品安全機能の業務経験を含む必要あり
・60歳以上の方は、他の審査機関での第三者監査経験がある方
 


ISO22000審査員になるには?


審査員として活動を開始するためには、定められたステップを踏んで力量を習得し、資格を取得する必要があります。インターテック・サーティフィケーションにおける審査員資格の取得から活動開始までのプロセスは、概ね以下の流れで進められます。 


①内部監査員養成コースの修了&合格(任意)

組織のマネジメントシステムを審査する力量を習得するため、まずは内部監査員養成コースの修了と合格が、審査員養成コースを受講するための準備として推奨されています。
インターテック・サーティフィケーションで内部監査員養成コースの受講が可能です。
お申込みはこちら


②HACCPトレーニングの修了

FSMSの構成要素の一つであるHACCPに関する知識は、FSMS審査員に必須の力量です。HACCP原則、ハザード分析などコーデックスに準拠した最低16時間のトレーニングを修了する必要が有ります。HACCPトレーニングは5日間のISO審査員研修コースの前に受講することが前提となっています。


③ISO 22000食品安全マネジメントシステム審査員研修コース 5日間の修了&合格

その後、組織のマネジメントシステムを審査する力量を習得するため、「ISO22000食品安全マネジメントシステム審査員研修コース 5日間」を受講し、最終試験に合格する必要があります。この研修では、規格要求事項の解説、監査プロセス・計画、チェックリスト、面談といった内容をグループワークや事例研究を通じて学びます。研修認定機関の規定により、受講中は100%の出席が必須とされている点に注意が必要です。
※インターテック・サーティフィケーションでは本研修の提供がないため、他研修機関をご紹介いたします。


④審査員登録機関(IRCA等)に准審査員資格取得のための申請と審査員資格の取得(任意)

研修合格後は、審査員資格の取得に進みます。これは審査活動をする上での力量の証明であり、IRCA(国際審査員登録機構)などの審査員登録機関へ、准審査員資格取得のための申請を行います。
所定の申請書と必要書類をIRCAに提出し、IRCAのテクニカルチームの承認をもって審査員資格が取得されます。


⑤ISO審査機関への応募と採用

最終的に、ISO審査機関へ応募し、採用されることが必要です。インターテック・サーティフィケーションでは、応募後に書類審査、面接および筆記試験を経て採用プロセスが進められます。採用された審査機関にて、トレーニング、力量確認、社内認定を経た後、正式に審査員としての活動を開始します。 
   
インターテック・サーティフィケーションの審査は、「お客様目線」での実施を重視しており、現場主義の審査に強みがあります。ISO審査員の契約形態は業務委託となりますが、審査員教育も年に3〜4回無料で実施されており、継続的な成長をサポートする体制が整えられています。


インターテック・サーティフィケーションで審査員になった方の声


実際にインターテック・サーティフィケーションで活躍されている審査員の方々は、ご自身の経験を活かし、大きなやりがいを感じながら審査活動をおこなっています。


経験者Aさん

Aさんは60代で、FSMSの審査員として約1年の経験をお持ちのAuditorです。
インターテックの審査員として働くことを決めたのは、審査員としてお客様の業務改善に貢献できればと思ったからだそうです。特にFSMS審査は、食品の安全性の確保に関わる重要な仕事だと考えていたため、この仕事に興味を持ったと述べています。前職でISO 22000の管理責任者としてシステムを立ち上げ運用した経験が、現在の業務に役立っているそうです。
実際の審査業務では、お客様と良好なコミュニケーションがとれ、それが課題解決につながったと感じる時にやりがいを感じるといいます。一方で、限られた時間内で審査を効率良く行うことは大変だと感じる点でもあるとされています。これから審査員を目指す方へは、「新しいことにチャレンジでき、やりがいがあると感じている」と、不安を乗り越えるメッセージを送られています。


経験者Bさん

Bさんも60代で、2021年10月よりLead Auditorとして活躍されています。
定年後に、長年従事したQA(品質保証)の知識が活かせると考え、審査員の仕事に興味を持ったそうです。インターテックの審査員となったきっかけは、以前勤めていた会社で認証を受けていたインターテックの先輩審査員からの影響が最も大きかったと語っています。業務では、工場長経験、製造・開発・品質保証業務、自主回収の経験、化学工学や分析の知識など、経験してきたこと全てが役立っていると実感しています。
審査業務を通じて、様々な審査先に対する対応の仕方や、規格要求事項に対する理解が深まったと感じているそうです。審査先から感謝された時にやりがいを感じる一方で、審査で使用する報告書の書式が頻繁に変更される点に大変さを感じています。Bさんは、自分の子供や孫に安全な食品を届けたいと願っている方や、審査先の役に立つことが好きな方に向けて、FSMS審査員は非常にやりがいのある仕事だとメッセージを寄せています。


【期間限定】ISO22000審査員関連研修の受講料割引キャンペーンのご案内


ISO 22000審査員という専門性の高いキャリアにご興味をお持ちのあなたへ、夢の実現を後押しする特別なキャンペーンをご用意しました。
このコラムを読んでくださった方限定で、審査員になるために必要な研修コースを、お得な割引価格で受講いただけます。キャリアアップを目指す絶好の機会を、ぜひご活用ください。
キャンペーン期間:2026年3月末まで


特典1:お問い合わせ・ご応募いただいた方【全員】が対象!

まずは審査員への第一歩を踏み出したい、という方におすすめの特典です。
当社のISO22000審査員にご応募、または本件についてお問い合わせいただいた方全員に、下記の内部監査員コースでご利用いただける割引を適用いたします。
•    対象コース:
          o    ISO 22000001:2018 内部監査員養成コース(オンラインセミナー)【インターテック主催】
•    開催日程:
         o    2026年3月2日(月)~3日(火)
•    割引内容:
        o    受講料10% OFF


特典2:当社での審査活動を希望する方対象【特別割引】

さらに、当社での審査活動を希望され、条件を満たした方は、より本格的な審査員養成コースを割引価格で受講いただくことも可能です。詳細はお問い合わせください。
※本特典の適用には、「インターテック以外で審査活動をしない」など所定の条件がございます。
•    対象コースと割引内容:
       o    ISO 9001審査員養成5日間コース(2026年3月17日~21日)【インターテック主催】
       o    FSMS 審査員5日間コース(2026年1月、2月、3月)【提携研修機関主催】
       o    FSMS審査員資格拡大3日間コース(2025年12月、2026年3月)【提携研修機関主催】
専門知識を体系的に学び、審査員としての強固な土台を築くチャンスです。上記以外の研修コースは、割引対象となりません。また、研修コース終了次第、本キャペーンも終了となりますので、予めご了承ください。


キャンペーンのご利用方法

下記リンクより、当社のISO22000審査員へご応募もしくはお問い合わせください。その際、「FSMS審査員コラムを読んで」と記入いただければ、コースお申込みの際に割引適用となるキャンペーンコードをお知らせいたします。
<お問合せ先>
jpn.ba.auditors.off@intertek.com
審査員への道は、決して簡単なものではありません。だからこそ、私たちは挑戦する皆様を全力で応援したいと考えています。新たなキャリアへの一歩を踏み出すこの機会にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。